2020年東京オリンピック
スポーツクライミング
東京2020大会で実施される種目。以下の3種目を行い、その合計点で順位が決まる。
①ボルダリング 高さ4メートル程度の壁に極限まで難しく設定されたコースを4分の制限時間内にいくつ登れるかを競う。選手は事前に練習ができない中でルートを考えながら登り、トップ(最上部)のホールドを両手で保持することができればその課題(コース)はクリア(完登)。選手はロープ無しで臨み、途中で落下しても再度トライできる。ボルダリングの壁には、指先しかかからない小さなものから、両手でも抱えきれないホールドが設定されており、次のホールドには左右のどちらの足をかけるか、そのとき手はどこをつかむか、制限時間内に自分の能力を考えながら登らなければ攻略できない。
また、途中から手前に倒れこむオーバーハングになっていることが多いため、頭と体の柔軟性も必要だ。頭脳と手足を上手に使いながら驚くような姿勢で、一つ一つ課題をクリアしていく選手を思わず応援したくなる。
②リードクライミング ロープを途中途中のクイックドロー(ヌンチャク)にかけながら、登るもので、大会では、高さ15m以上の壁をどこまで登ったかを競う。設定されたルートには、スタート地点から終了までのホールドに番号が振られていて、何番目まで到達できたかを判定する。通常、最後まで登るのが困難な厳しいルートが設定されている。